顎関節症

顎関節症とは?

顎関節症とは?

顎関節症とは、顎の関節やその周囲の筋肉などにさまざまな異常が生じる病気です。

口を開け閉めした際に顎関節が「カクカク」鳴るというクリック音は、代表的な症状のひとつです。口が開けにくい、顎関節や筋肉が痛い、といった症状も現れることがあります。比較的日本人に多い病気といえます。

顎関節症の原因

顎関節症の原因

顎関節症の原因は、人によって異なります。歯ぎしりや食いしばりといった習慣があると、顎関節に過剰な負担がかかることから、顎関節症を引き起こします。

かみ合わせが乱れている場合も顎関節への負担が大きくなり、その周囲にさまざまな症状を引き起こすことがあります。

顎関節症の治療法

顎関節症の治療法

顎関節症の治療は、主にマウスピースを用いて行われます。「ナイトガード」と呼ばれるマウスピースを就寝中に装着し、歯ぎしりによる歯や顎への悪影響を緩和します。

日中は、そうした悪習癖を意識的に改善することが大切です。かみ合わせの乱れが原因である場合は、咬合調整を行うことで、症状の緩和に努めます。ケースによっては、積極的な治療が必要ないこともあります。

治療後のケア

治療後のケア

顎関節症は、歯ぎしりや食いしばりといった口腔習癖以外にも、頬杖をつく、片側の歯で噛む癖がある、うつぶせ寝の習慣がある、姿勢が悪い、といった生活習慣全般が関わってくる病気です。 それだけに、治療後も顎関節に過剰な負担をかけないよう、生活習慣にも気を配る必要があります。

ストレスや過度な緊張も顎関節症のリスク因子となりやすいことから、それらを解消するような生活を送ることが大切です。